医療ダイエットの費用相場|マンジャロ・GLP-1の月額と総額

2026/9/7

本記事の費用情報は2026年4月時点の調査に基づく概算であり、実際の費用はクリニックにより異なります。

「結局いくらかかるの?」——医療ダイエットに興味があっても、費用面が気になって踏み出せずにいる方は少なくありません。本記事では、マンジャロ(チルゼパチド)やGLP-1受容体作動薬を中心に、費用相場を詳しく解説します。


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医療ダイエットとは|費用を理解するための基礎知識

医療ダイエットとは、医師の管理のもとで薬剤を使用して体重減少を目指す治療法です。近年注目されているのが、GLP-1受容体作動薬やGIP/GLP-1デュアルアゴニストと呼ばれる薬剤です。

代表的な薬剤であるマンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、GLP-1受容体とGIP受容体の両方に作用するデュアルアゴニストです。週1回の皮下注射で投与します1。

マンジャロは日本では2型糖尿病の治療薬としてのみ承認(2022年9月26日承認)されています1。同じ有効成分のチルゼパチドは、「ゼップバウンド」という別製品として日本でも肥満症治療薬の承認を受けています(2024年12月27日承認・2025年3月19日薬価収載・2025年4月11日発売)2。ただし、ゼップバウンドはマンジャロとは別製品として扱われます。そのため、当院が処方するマンジャロを肥満症やダイエット目的で使用する場合は、引き続き適応外使用(自由診療)に該当します。


医療ダイエットの費用相場|薬剤別の月額目安

使用する薬剤の種類・用量、クリニックの料金体系によって、医療ダイエットの費用は大きく異なります。以下は自由診療における概算の目安です。

マンジャロ(チルゼパチド)の月額目安

用量 月額目安(税込)
2.5mg(開始用量) 約15,000〜30,000円
5mg 約25,000〜50,000円
10mg 約40,000〜70,000円

GLP-1受容体作動薬(セマグルチド等)の月額目安

薬剤 月額目安(税込)
リベルサス(経口セマグルチド) 約10,000〜30,000円
オゼンピック(注射セマグルチド) 約20,000〜50,000円

※上記はあくまで概算であり、クリニックにより料金は異なります。

薬剤費以外にかかる費用

薬剤費に加え、以下の付随費用が発生する場合があります。

  • 初診料:3,000〜5,000円程度
  • 再診料:1,000〜3,000円程度
  • 血液検査:5,000〜10,000円程度
  • 配送料(オンライン診療の場合):500〜1,000円程度

医療ダイエットの総額シミュレーション

マンジャロ5mgを使用した場合の総額目安を期間別にまとめました。

期間 薬剤費(概算) 診察・検査費 総額目安
3ヶ月 75,000〜150,000円 15,000〜25,000円 約9〜18万円
6ヶ月 150,000〜300,000円 25,000〜40,000円 約18〜34万円
12ヶ月 300,000〜600,000円 40,000〜65,000円 約34〜67万円

薬剤は低用量から段階的に増量していくため、経過を見ながら数ヶ月単位で治療を続けることが前提となります。費用を検討する際は、月額だけでなく一定期間の総額で見積もっておく必要があります。実際の治療期間は状態や経過によって異なるため、医師と相談のうえ判断してください。


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保険適用と自由診療の違い|マンジャロは保険で使える?

保険適用になるケース

マンジャロ(チルゼパチド)が保険適用で処方されるのは、2型糖尿病の治療として医師が処方する場合のみです1。この場合、3割負担(年齢・所得による)で薬剤費を支払うことになります。

自由診療になるケース

肥満症やダイエットを目的としたマンジャロ・GLP-1受容体作動薬の処方は、日本では適応外使用にあたるため全額自己負担の自由診療となります。保険は一切適用されません。

重要: ダイエット目的でマンジャロの処方を受ける場合、保険適用にはなりません。「保険適用で安くなる」といった広告には注意が必要です。


医療ダイエットの効果と安全性|費用に見合う根拠はあるか

薬剤の位置づけとエビデンスの見方

チルゼパチドは、GLP-1受容体とGIP受容体の両方に作用するデュアルアゴニストに分類される薬剤で、肥満症の薬物療法に関する総説でも取り上げられています3。

ただし、これらの知見の多くは海外の臨床試験に基づくものであり、日本人を対象としたデータは限られている点に留意が必要です。効果の現れ方には個人差があり、すべての方に同じ結果が得られるとは限りません。

費用対効果の考え方

肥満に起因する生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症など)の長期的な医療費を考慮すると、早期の体重管理が将来的な医療費削減につながる可能性はあります。ただし、肥満症治療薬の費用負担はアクセスを制限する主要な障壁の一つとして指摘されています4。


費用を抑えるためのポイント

費用を少しでも抑えるために、以下のポイントを意識しましょう。

  1. オンライン診療の活用: 対面クリニックと比べ、オンラインクリニックは初診料・再診料が抑えられる傾向があります
  2. 定期プラン・まとめ購入: 複数月分のまとめ購入で割引が適用されるクリニックもあります
  3. 低用量からの開始: マンジャロは2.5mgの開始用量から始め、必要に応じて増量するのが基本です。不必要に高用量を使用しないことが費用面でも重要です
  4. 複数クリニックの比較: 同じ薬剤でもクリニックにより料金が異なるため、事前の比較をお勧めします
  5. 不要なオプションの見極め: サプリメントや追加施術など、必須でないオプションは慎重に判断しましょう

医療ダイエットの副作用と注意事項

費用だけでなく、安全性も十分に理解したうえで検討する必要があります。

主な副作用

マンジャロ(チルゼパチド)の添付文書には、以下の副作用が記載されています1。

  • 消化器症状: 悪心(吐き気)、嘔吐、下痢、便秘
  • 低血糖: 特にSU薬やインスリンとの併用時
  • 急性膵炎
  • 胆嚢関連事象

GLP-1受容体作動薬に共通して、消化器系の副作用が最も一般的です。これらの症状は通常、用量を徐々に増やしていく段階(用量漸増期)で現れやすく、時間の経過とともに軽減する傾向があります5。

禁忌事項

以下に該当する方はマンジャロを使用できません1。

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴がある方
  • 糖尿病性ケトアシドーシスの方

治療前に確認すべきこと

  • 現在の持病・服用中の薬を必ず医師に伝えること
  • 甲状腺疾患、膵炎の既往がある場合は特に注意が必要
  • 妊娠中・授乳中の安全性は確立されていません

まとめ

ここまでの費用相場を整理すると、次のとおりです。

  • 月額: 約1万円〜7万円(薬剤の種類・用量により異なる)
  • 3ヶ月総額: 約9〜18万円
  • 6ヶ月総額: 約18〜34万円
  • ダイエット目的は自由診療(全額自己負担)
  • マンジャロは日本では2型糖尿病のみ保険適用

費用だけでクリニックを選ぶのではなく、医師の診察体制、副作用への対応、アフターフォローの充実度なども重要な判断基準です。検討する際は、必ず医師の診察を受け、ご自身の健康状態に合った治療法を選択してください。


よくある質問(FAQ)

Q. 医療ダイエットは保険適用になりますか?

A. ダイエット・肥満症を目的とした場合、保険適用にはなりません。マンジャロ(チルゼパチド)は、日本では2型糖尿病の治療薬としてのみ承認されています。そのため、ダイエット目的での処方は自由診療(全額自己負担)となります1。

Q. マンジャロの月額費用はどのくらいですか?

A. 自由診療での月額費用は、用量によって約15,000〜70,000円程度です。開始用量の2.5mgで月15,000〜30,000円、5mgで月25,000〜50,000円が一般的な目安です。クリニックにより料金体系は異なります。

Q. 医療ダイエットの治療期間はどのくらいですか?

A. 薬剤は低用量から段階的に増量していくため、数ヶ月単位での継続が前提となります。費用を検討する際も、月額だけでなく数ヶ月分の総額で考えておくと見通しが立てやすくなります。実際の治療期間は、体調や経過を見ながら医師と相談の上で決定してください。

Q. GLP-1ダイエットに副作用はありますか?

A. はい、副作用の可能性があります。最も一般的なのは消化器症状(悪心、嘔吐、下痢、便秘)です。用量を徐々に増やす段階で現れやすく、時間とともに軽減する傾向があります5。まれに急性膵炎や胆嚢関連の事象も報告されています1。異常を感じた場合はすぐに医師に相談してください。


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免責事項

  • 本記事の費用情報は2026年4月時点の調査に基づく概算であり、実際の費用はクリニックにより異なります。
  • マンジャロ(チルゼパチド)は日本では2型糖尿病の治療薬として承認されており、肥満症・ダイエット目的での使用は適応外(自由診療)です。
  • 医療ダイエットを検討される場合は、必ず医師の診察を受け、ご自身の健康状態に合った治療法を選択してください。
  • 本記事は特定のクリニックや治療法を推奨するものではありません。

出典

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マンジャロ(適応外使用)に関する重要事項

ユアクリで扱うマンジャロ(チルゼパチド)を肥満・ダイエット目的で用いる場合の前提です。

  • 痩身(肥満・ダイエット)は国内で承認された効能ではありません(適応外使用)
  • 個人輸入ではなく、医師の診察にもとづく国内承認品の個別処方でお渡しします
  • 国内には肥満症で承認された医薬品(ウゴービ=セマグルチド、ゼップバウンド=チルゼパチド)が別に存在します
  • 諸外国の安全性等の情報は、国内承認薬と同水準に整理されていない場合があります
  • 適応外使用のため、医薬品副作用被害救済制度の対象外です
  • 主な副作用に吐き気・嘔吐・下痢・便秘などの消化器症状があり、低血糖等のリスクもあります。効果や副作用には個人差があり、医師の診察が前提です

参考文献


  1. 日本イーライリリー株式会社.「マンジャロ皮下注アテオス」電子添文(添付文書). 医薬品医療機器総合機構(PMDA)医療用医薬品情報. 製造販売承認: 2022年9月26日/国内の効能・効果は2型糖尿病. https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/rdDetail/iyaku/2499422G1024_1 (2026年9月23日確認) ↩↩↩↩↩↩↩

  2. ゼップバウンド皮下注アテオス(チルゼパチド)承認情報. 2024年12月27日製造販売承認/2025年3月19日薬価収載/2025年4月11日発売. 田辺ファーマ株式会社ニュースリリース. https://www.tanabe-pharma.com/ja/news/MTPC250319.html ↩

  3. Le Roux C, Mondoh A. Treatment of obesity with medications binding the glucagon-like peptide 1 receptor: what is the current state of play? Expert Opin Pharmacother. 2024;25(2):131-138. doi:10.1080/14656566.2024.2311731. PMID: 38299476.(総説)https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38299476/ ↩

  4. Raza SS, Zakir Z, Hashmat A, Awan SK, Varrassi G. Medical Management of Obesity: A Comprehensive Review of Food and Drug Administration (FDA)-Approved and Investigational Therapies. Cureus. 2025;17(11):e96739. doi:10.7759/cureus.96739. PMID: 41393574.(総説)https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41393574/ ↩

  5. Kunutsor SK, Seidu S. Safety and Tolerability of Glucagon-Like Peptide-1 Receptor Agonists: A State-of-the-Art Narrative Review. Drugs. 2026;86(1):11-36. doi:10.1007/s40265-025-02263-0. PMID: 41351656.(総説)https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41351656/ ↩↩

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